『赤銅の帯留制作行程!』
その1
赤銅で帯留作りましょう。
独特の深い色あいの赤銅。
キャー企業秘密満載かも!
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まずは、地金をなまします。
そろそろウチの赤銅の地金も尽きてきた。
しばらく買ってないけど、今いくらぐらいなんだろ?
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今回作るのは扇面です。
糸鋸で切り出します。
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ヤスリで平らにしましょう。
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裏は銀を貼るので、同様に切り出します。
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銀もヤスリがけして、
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4分ロウでロウ付けします。
ウチはロウ付けもとっても上手です。(^^)
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希硫酸ではだします。
今回は2個用意しました。
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赤銅のカタチにあわせて銀を切り取ったら、
軽くアーチをかけます。
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で、帯〆を通す金具をロウ付けするワケですが、
金具を使いきってしまってました。
仕方ない、作りましょうか。
まずは銀を溶かしてあけ型に流します。
写真では分かりづらいですけど、赤丸の中に流し込んだ
地金が見えてます。
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ローラーで伸ばします。
手作業で全部作ってるんですよ、びっくりした
でしょう!?
コチラも、赤丸の中に地金が伸ばされて顔を出してる
様がうかがえます。
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ここからかなり大変です。線引き板という道具を使います。
分厚い鉄板に穴が大→小の順にたくさん開いています。
ここに、棒を通して、エイヤッ!と引っ張るとキレイな
棒(線)が出来るのです。これを必要な太さになるまで
番手を落としていきます。
帯留用の線は甲丸なので、大変さ倍増です。ヒーコラです。
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できあがった甲丸線を短く切り、ウチオリジナルの
帯留用ジグにあてて、形作ります。
くどいようですけど、全部手作業です・・・。(^^;
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コの字形に整形して完成。
たくさんできた。けど、すぐなくなっちゃうん
だよなあ。
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刻印打ちます。
よく見えないですけど、赤丸の中に「銀製」と打って
ます。最近は「SILVER」と打つことが多いですけど、
今回は純和風で。
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金具をロウ付けしましょう。
5分ロウですね。
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再び、希硫酸ではだします。
お風呂上がりみたいにサッパリです。
希硫酸といえば、昔、同業関係の人から「希硫酸の濃度って
どうやって確かめるの?やっぱり舐めてみて?」と聞かれた
コトがあります。ボクは絶対そんなコトするのイヤです。
(^^;
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表面が微妙にデコボコなので、ヤスリで平らに
しましょう。
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砥石で研いで、ヤスリ目をとります。
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さらに、炭でとぎます。
実はあんまりこの段階では必要ないんですけど、つい
やってしまいます。
彫金という仕事はあんまり手が汚れないのですが、
この作業の時だけは真っ黒になります。
職人さんっぽい感じです。
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キレイになりましたね。
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その2
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