八丈島
昭和57年12月24日
昭和52年10月14日(国)
東京から南へ約300キロ草木染めで知られる絹織物「黄八丈」のふるさとがあります。
紺碧に浮かぶここ八丈島は、正月やお祭りともなれば黄八丈を着たかわいいメナラベ(島娘)達が「おじゃりやれ」(おいでなさい)と島を訪れる人たちを歓迎してくれます。島のいたるところにヤシ、ハイビスカスなどの熱帯性植物が生い茂り、四季の花が色どりを添えています。
昔は「鳥も通わぬ島」といわれ、絶海の孤島であり絶海の孤島であり、自然条件の大変厳しいところでした。しかし人間の知恵は、この厳しい風土の中から、黄八丈独特の色合いを見せる、黄、樺、黒の三色に必要な草木を原料とする天然染料を生み出し、この島の特産品「本場黄八丈」をつくりだしました。
黄八丈の特徴は、八丈固有の風土の中から生まれた「染め」と「織り」にあるといわれています。黄・樺・黒の三色が主体で、すべて八丈島で自生する草木を原料とする天然染料です。
黄色は八丈刈安(学名コブナ草)、樺色は、マダミ(学名タブの木)の皮黒色は椎の木の皮と泥染めによる島独自の染色法によってつくられます。 三色を組合わせた竪縞、格子縞などの織物は手織りで作られます。
こうした黄八丈は、長い年月を経ても変色することがなく洗えば洗うほど鮮やかな色のさえを見せるようになります。
産地組合名 | 黄八丈織物協同組合 |
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所在地 | 〒100-1621 東京都八丈島八丈町樫立346-1 |
電話番号 | 04996(7)0516 |