『銀のツリー制作』
高さ10cm前後ぐらいの銀のツリーをときどき作ります。
ペンダント掛けにもなるすぐれもの。
何本かあったのが、いつの間にかなくなっちゃったんで、
作らなきゃと思ってたんですけど、なかなかできなくて・・・。
でも、ないと寂しいんですよねー。
というワケで意を決して作り始めました。
普段作ってるものとちょっと趣が違うんで載せてみました。
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パーツ構成は台座に幹、それに枝。
別々に作ってロウ付けします。
幹は鍛造、枝と台座は鋳物です。
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上の写真の手前が幹用に溶かして、あけ型に流した
銀の棒です。これを叩いて伸ばして、さらに丸くして
いきます。
今回は大きくふたつに別れる幹にするので、途中で
くびれた形にしています。後でここで切るんですね。
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伸ばすのはこんな感じです。
鍛金の仕事なんで、普段より金槌重いです。
疲れます・・・。
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ちょうどいい太さ、形、長さになったトコロで
割りました。
さらに、別れる幹の方を曲げて、幹パーツは完成。
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じゃ、まずは幹をロウ付け。
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台座です。
鋳物で作ってから、タガネで槌目をつけます。
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で、台座に幹をロウ付け。
第三の手がココから大活躍。
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枝もロウ付け。
バランスみながら、植えていきます。
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アクセントに小さなお星さまと三日月を
さげましょう。
薄い18金の板から抜いてます。
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とりあえず、出来ました。
つづいて、仕上げしていきます。
いぶし銀にするんで、薬品を塗りました。
奥に薬品の入った瓶が見えてますね。
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天日にかけたんで、真っ黒です。
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全体の調子をみながら、重曹で磨いてと。
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完成!
いい感じです。
ちなみに木台は屋久杉ですよ。
リアビューです。
いぶしの感じもちょうどいいですね。
あいてる枝にプチペンダントなんか
掛けてください。
このまま、飾ってくださっても
雰囲気ありますよ。
2008.12.12
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