"knight"ビアカップ
チェスの駒、"knight"のビアカップの彫りの
注文を受けましたので、その制作過程をご紹介します。
2003.7.3-4
生地です。今回は市販品で、銅製。
ヤニを流しこみ、叩けるようにします。
絵つけ。今回はデザインが送られてきたので、
それをもとにカップに縮尺をあわせ、
カーボン紙を介して写します。
絵を写し終わった状態。
外形線に毛彫りをします。
毛彫り終了。
「あらし」を施します。
最後に瞳をいれ、
彫りあがり。
暖めながらヤニをぬく。
仕上げにバフをかけます。
完成
彫金部位のクローズアップ
今回の生地は口元で地金が1mmでしたが、肝心の彫るあたりでは
0.5mmしかなく、あまり深く彫ると穴があいてしまうので
慎重に彫りをすすめました。
もちろん、
あまり厚いと重いので生地としてはこれで正解です。
全体の大きさと彫りのバランスも申し分ない
モノに仕上がりました。
口元直径約6cm、底直径約4cm、高さ約10.5cm。
制作:東京都伝統工芸士"小川健次郎"
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