東京都伝統工芸士会

江戸和竿(えどわさお)

江戸和竿

主な製造地

台東区、葛飾区、荒川区ほか

指定年月日

昭和59年11月1日
平成3年5月20日(国)


沿革と特徴

釣竿には、一本の竹をそのまま用いる「延べ竿」と、何本かの竹を継ぎ合わせて一本の竿にする「継竿」があります。継竿が出現したのは口伝によると 「平安時代末期の治承4年、1180年に京都で発祥した」とありますが、これを裏つける資料は現存していません。

 

しかし、京都が発祥地であることは、江戸時代初期の延宝3年(1675)にだされた俳書の中に「いれこ竿」が登場することからわかります。

 

一方、江戸における継竿の発祥は、京都より遅れ、享保年間(1718−35)と思われ、その製造技術が一大飛躍を遂げたのは、江戸時代の天明8年(1788)に創業された「泰地屋東作」に負うところが多いと言われています。

 

ちなみに、現代の江戸和竿職人の系譜を溯ると、大部分の人が初代泰地屋東作にたどりつきます。江戸和竿とは、何本かの異なる竹(布袋竹、矢竹、淡竹、真竹)を継ぎ合わせて一本の釣竿にする「継竿」のことをいいます。

 

和竿作りは、まず竹の選別から始まります。竹林へ直接足を運び、一本一本吟味していきます。良竹は、百本のうちせいぜい一本か二本ぐらいだといわれています。
その後、約一ヶ月天日で乾燥させます。
布袋竹、矢竹、淡竹、真竹一本一本の竿の調子を出すためには、竿の設計図ともいわれる「切り組み」がもっとも重要です。
釣る魚、釣り方、釣り場、使用条件などを考えて、もっとも使いやすい釣竿になるように竹を選定します。

 

連絡先
産地組合名 江戸和竿組合
所在地 〒116-0003
東京都荒川区南千住5-11-14
竿忠方
電話

03(3803)1893